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再生の川 ゆるやかに流れてゆく。流されゆく僕であった肉体。手向けの花もチョコレートも、みんな水に溶けてしまった。透明な南の海の方角へ、巨大にうねる植物のあおい茎をぬってゆく。黄色な花の弔いの唄を聴きながら、僕はだんだんうっとりとして。(どこか遠くで誰かがひっそりと泣いているような気がする)小さな魚がまとわりついて僕の体をついばんでいる。そうして僕は静かに笑い、ゆらりと水に溶けていった。 | 記憶水 はじめて眼をあけたとき、そこはまるで水の中にいるようだった。膜が張ったようにぼんやりとした天井に色とりどりのものが回っていた。耳に入る音は全て「かぽーん」と響いている。猫の柔毛のようなやわらかく湿った光があふれている。至福の時。そしたら大きな白い手が近づいてきて、私はふうっと眠りについた。(誰かがうれしそう笑ったような気がする)ああ、そうだ。水の中から空を見上げたその風景によく似ている。ここは水の中の世界だ。そうして私は成長したけど、今でもその水を抱えている。決して失くしたりしない。それが記憶水。 | 彼ノ岸 干からびた人形の死体をひきずって、とうとうここまできてしまった。彼の岸と呼ばれる所。赤い岸辺は地平まで続く。強い風ごおと吹き、何やら大きな花の香りがする。見渡せば古い町並。ああどうしよう。どうしたらよいだろう。私はただ、私にしかできない弔いをしてあげたかっただけなのに。家々の影にはあちら側の人がいて、じっと様子をうかがっている。それならいっそ私もゆこう。この子らみんなひきつれて、この赤い岸辺をどこまでも、どこまでも。 |
| タイトル | :再生の川(ed:3000) 記憶水(ed:3000) 彼ノ岸(ed:2625) |
| 技法 | 木版画(6版6度摺) |
| 限定部数 | 8625(3種類合計) ※レギュラーエディションは完売。現在販売のものは、AP(作家保存)版のみ。 |
| 制作年 | 1994年 |
| 画面寸法(イメージサイズ) | 141×106mm |
| 額外寸 | 365×638mm |
| 作家名 | 風鈴丸(ふうりんまる) |
| 作品説明 | この3枚の木版画の製作テーマは、死・水・記憶です。止まる事のない始まりと終わりのつながりです。めぐり続ける今日であり、繰り返す呼吸です。 ご注文確定後に作家に発注致しますので、約10日から2週間程お時間を頂きます。額の仕様(デザイン、色など)は、予告無く変更になる場合があります。予めご了承下さい。 額のウラに作家のサインとイラスト入り |
オススメ度 4.7点
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